2017年10月02日
船と離島
琉球エキスプレスが廃止されてしまいました。
利用客が減少して、採算がとれなくなった、というのが理由だそうです。
非常に残念なことで、今後の私たち離島住民にとっては、
大きな不自由感が広がっています。
琉球エキスプレスとは、大阪や神戸と、奄美群島、沖縄を結ぶ船のことで、
足かけ三日かけて大阪・沖縄間を走っていました。
船旅の足としても、離島住民の生活物資を運ぶ貨物便としても、
非常に活躍してくれていた交通機関でした。
採算の悪化の原因は、格安エアが増えて客足を取られたことも大きいのですが、
私が思うのは、
上り下りの貨物量のアンバランスが大きな要因になっているのでは?
ということ。
本土から生活物資を調達する下り便は、いつも多くの荷物を積みますが、
上り便に積む荷物が少ないということなんですね。
沖縄を含めた離島に産業が乏しいということ。
そのため、船会社は下りの荷物で運賃を稼がなくてはならないから、
運賃も高くなります。
この課題はまだまだ残っています。
我々が知恵を出しあって、何が産業を起こせるものはないか、
真剣に考えるべき時が来ているのではないかと考えています。
Posted by えらぶ島人 at 08:15│Comments(0)
│今日の沖永良部島
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