2017年09月21日
こころざし

「こころざし」って、割とたくさんの意味で使われる言葉ですね。
ほんのこころざし程度……とか、これは「寸志」などとも言います。
「おこころざしはありがたいのですが……」の場合もそうですが、
相手や自分の、そう強くない思いや心を意味しているように感じます。
漢字では「志」の一字。
「士」の「心」、すなわち武士、男子として持つべき心を現しています。
今の世では男女の差別はないので、広く「人」として……の意味ですね。
私は自分の一生涯を通して、こういうことをしたい! こんな人になりたい!
「夢」といわれるものよりも、少し具体化した、少し強い思いを表すのかな?
もちろん、「志」とはこういうもので、「夢」とはこういうものだというような、
定義付けに興味があるものではありません。
でも、人間生きて行くためには、やはり「志」は必要かなと思います。
あるとないとでは大違い。
別に途中で変えちゃってもいいでしょう。
そりゃ、コロコロ変えてたらないのと同じかもしれないけど、
いつもこう、なにかしっかりした思い、方針とか目標とか、持っていたいですよね。
この島に来てから、ずっと持ち続けている「志」が一つ、私にはあります。
でも最近、ちょっとこれが弱って来ていて……。
原因に、健康面とか、年齢から来るものとか……。
「喝‼」
「志」って、そんなもので弱くなったりするものじゃないよ!
ただ、自分が弱いだけなんだ!
自分の、それこそ意志が弱いだけなんだ!
この頃毎日、こうやって自悶自闘答(笑)しています。
2016年02月03日
暖かい心

字(あざ)の定期会合である「常会(じょうかい)」に、
昨年の4月から参加し始めたのですが、
夜勤仕事が多いため、毎回19:00開催の常会には、
なかなか参加しにくく、8月~12月はずっと欠席でした。
1月25日、久しぶりに参加しました。
活発に意見が飛び交い、字の人々の元気さがうかがえました。
町全体の行事や活動に、字としてどう係わるかとか、
島全体の動きと字の現状をしっかりと把握して、
今後、どういう方向で考えて行くべきかなど、
皆さん、真剣に考え、動いて行こうとされていました。
こういう姿を、私は都会の人々にぜひ見て頂きたいなと感じました。
殺伐とした都会の人付き合いは、私も経験がありますが、
隣に住む人の顔も見たことがないとか、
ゴミ出しのルールなどの決めごとを守らない人も多いとか、
「自分さえよければ・・・・」的な考え方で生きている人々の社会では、
考えられないような住民の意識がここにはありますね。
仕事の影響を受けて、字の人々と一緒に行動することも叶わないのですが、
自分の出来ることはしっかりとやって、
少しでも、ここの素晴らしい地域社会に貢献したいと考えています。
本当に心が洗われる思いがしました。
2016年01月03日
今年もよろしく!!

昨日は仕事でしたが、お天気も良くて、暖かくて、
字の人たちとも道で出会って、
『今年もよろしく!!』
年末は夜勤が多くて、常会や忘年会にも出れず、
もう、忘れられちゃったかな?
などと勝手に思っていましたが、
やはりここの人たちは暖かい皆さんです。
なんと言うか、自分に出来ることっていうのは、
きちんとやって行きたいと考えているんです。
共生社会ですので、個人の自由はあってもいいですが、
やるべきことはしっかりやらなければなりません。
お役に立ちたい。
上から目線で、やってやる・・・・っていうのではなく、
自分自身も成長したい、勉強したいってことなんですね。
今年も多くに人たちに交じって自分を磨きたい。
そのためにも、積極的に行事なんかにも取り組んで行きたいですね。
2015年05月04日
長寿クラブ総会
去った5月1日、役場で長寿クラブの総会が行なわれ、
私は職場を代表して参加してきました。
一応、来賓というかたちです。
町内からたくさんのお年寄りが集まられて、
その熱気というか、活気に溢れるさまに大変感動しました。
若い人たちと何も変わらない、素晴らしいお元気さです。
この日の感想としては、
お年寄りとは何を基準に決めつけるのか?
今でも若い人たちと変わらない元気さ、力強さを持つ方々が
少なくないんですね。
ただ年齢だけで区切っているのなら、
それは社会の大きな間違いではないかと思います。
出来る方には、活躍の場を提供していいんじゃないか?
何より若い人たちにはない豊富な経験と技術もお持ちなんです。
高齢者が出しゃばると、若手の機会を損なってしまう。
そういう見方もありますが、
そこは若手が頑張って自力で乗り越えるべきです。
自動的に出番が来ると、
知らない間にレベルダウンしてしまっていないか?
社会全体がそんな感じになっていないか?
そういうことを考えさせられた一日でした。
2015年04月27日
字の総会

25日の夜、永嶺字の総会に出席しました。
新旧役員の交代など、年度初めということで多くの方々が
出席されました。
その皆さんの前で、新規転入者として紹介して頂き、
本当にありがとうございました。
農業をされている方が多いと思うのですが、
自分としても出来ることでお役に立てればと考えています。
何か新しいものが確実に始まって行く、
そんな感じを強くもつことが出来ました。
2015年04月22日
生きることの意味

先月から仕事が少し変わって、
毎日多くの島の人々と接するようになりました。
とってもありがたいこと、願ってもないことと感謝しています。
お年寄りが多いのですが、お会いして感じることは、
それぞれの方々の生きてこられた、
年輪というか、
簡単には言い表せませんが、
凄く尊いもの、大きく重いものがあるんですね。
私のような若輩者(と言っても、還暦過ぎたのですが・・・・)には
逆立ちしても追いつけない、
それはもう、偉大なものに感じるんですね。
男の方(いわゆるおじいさん)には、
道を切り開いて家族を守って来た力強い年輪があります。
女性の方(いわゆるおばあさん)には、
子育てに、畑に、身を粉にして働いて来た、
これもまた力強い年輪があるんですね。
皆さん、澄んだ瞳をされていて、
笑うと何とも言えない味が滲み出て、
見ているこちらが思わず笑顔になってしまう。
要するに人を笑顔にさせる魅力っていうのがあるんです。
それぞれが生きてこられた意味をしっかりととらえておられて、
子たち、孫たちにしっかりと伝えて来られた。
いろんな紆余曲折はあったでしょうが、
それら全てを乗り越えて来た経験の深さも感じられます。
自分はどうかと思うにつけ、
自嘲してしまうことが多かったのですが、
最近は反対に力を分けてもらっているように感じられ、
これからをどう生きるか、考えながら努めて行かねばと
思っているんです。
2015年04月20日
歓迎会
18日の土曜日、各校区では新任の先生方の歓迎会が行なわれました。
学校の先生っていうのも、こういう離島に赴任することもあるって、
なかなか大変なんですねぇ。
でも赴任先でこんなに歓迎会をしてくれることっていうのも、
内地ではなかなか無いことじゃないですかね。
あまり聞かないですからね。
任期はだいたい3年くらいだそうです。
中には3年たっても帰りたくないとか言う先生もいらっしゃるそうで、
そういう場合は任期延長になるんでしょうか?
会社だったら辞令拒否で進退ものですけどね。
住みよいからか、人々がいいからか、
そうやって住み着いてくれることはうれしいことです。
児童生徒たちも、都会の子たちとは少なからず違っているでしょうからね。
教員として、何か別のものを感じるなんて、あるんでしょうかね?
想像ばかりしてますけど、何か急速に関心が高まって来ます。
私は一人暮らしで、直接関係ないですが、
児童生徒の父兄の皆さんはどう感じていらっしゃるでしょうか?
何年もの間、島で教えてくれた先生方に、
そしてまた、遠いところまで、子たちを教えに来てくれた先生方に、
とりあえずは感謝ですね。
2015年04月17日
こんにちわ!!

島に来て6年半になりますが、
最初に驚いたのは、道行く子たちが必ず挨拶してくれたこと。
『こんにちわ!!』
「わ」は「は」かもしれませんが、この元気な声は「わ」ですね。
学校で、家庭で、ちゃんと教えられてのことなんでしょうね。
とっても感動したものでした。
幸いにも今もこの挨拶は続けられています。
うれしいことですね。
こういうところに、島の人々の本当の思いっていうのが、
表れているんじゃないかと思います。
では大人の人々自身はどうかというと、
車ですれ違っても必ず会釈するんですね、皆さん。
これも素晴らしいことじゃないかと思うんです。
相手が誰であれ関係なく、
大人も子供も皆、挨拶がキチンと出来る。
なかなかいませんよ、こんな人たち。
いつしか私自身も染まってしまいました。
もちろん、これもうれしいことです。
2014年11月25日
定会? また夜勤なんですけど・・・・

今朝、字の放送で、
「今夜7時から、字の定会を行ないます」って。
いやぁ・・・・今日も夜勤なんですけど。
お隣が空家なので、そのまたお隣の奥さん、
いつもお声をかけて頂いてます。
今夜の定会もまた出れません。
ごめんなさい。
あと、来月はいつですかね?
また教えて下さいね。
忘年会?
いやぁ、いきなりそんな・・・・ねぇ。
きれいな海が見えて、
青い空に緑の木々が映え、静かな風がそよぐ
この永嶺字。
にぎやかな声もないのに、なぜかとっても暖かさを感じます。
ほんとうにいつも、ありがとうございます。
2014年11月15日
字(あざ)の定会(じょうかい)

多分、「じょうかい」って定会って書くと思うのですが、
字の人々の集まり、自治組織の会合ですね。
月の一度開かれていて、私も先日、
「一度、出ておいでよ」
と、誘われました。
前に住んでいた字では一度出たことがありました。
連絡事項や討議があって、最後は懇親会、
「乾ぱーい!!」
ってやつです。
地域行事がきっちり管理されているここ、沖永良部島では、
定会は自治組織にとっては非常に重要な場になります。
何とか参加、出席したいと思っているのですが、
何しろ、仕事が夜勤ばかりで・・・・。
次は何日でしょうか?
都合をつけて是非とも出席したいものです。
こんな私でも、ムラハチブにされることもなく、
いつもご近所にはお世話になっています。
本当に暖かい人々ではあります。
2014年09月05日
声をかけて頂きました
ご近所の方々から見れば、私の暮らしはどのように見えるのでしょうか?
仕事は夜勤ばかりなので、
夜はいない。
昼は寝ている。
二度ほど、昼間に来て頂いたそうです。
声をかけても返事がなかったと・・・・。
車もなかったとのことで、買物にでも行ってた時か。
やっと“ご対面”が叶いました(?)
「本土からお越しとか?」
(はい、もともとは大阪ですが、沖縄に長く居て、この島も6年になります)
「お仕事は?」
(○○○○って病院に勤めています。今は夜勤ばかりで・・・・)
「夜勤ですか、それで夜にはおらんのですな」
(はい、申し訳ないです)
「何の何の、都合合ったら定会にも顔を出して下さい」
(すみません、ありがとうございます)
ざっと要約してこんな会話でした。
お名前はお聞きしませんでしたが、何かお役の方でしょうね。
ありがたいことです。
あたたかさ、やさしさ、そして何というか、
同朋意識みたいなものを感じました。
この島のとってもいいところの一つなんですね。
2014年05月21日
『あがっ』の意味

いろいろな方との交流が増えていることはありがたいことです。
これまではお年寄りが多かったのですが、
最近は若い人との交わりも増えて楽しいですね。
若い人といっても、私より若い人ということですから、
50代前半までの人々のことになって来ます。
50を過ぎると(私はどうかわかりませんが)みなさんそれぞれ落ち着き
みたいなものが出てくるんでしょうね、味のあるお話が多くうかがえます。
ある時、50歳前後くらいのおばさんたちと話していると、
「えらぶの方言わかる?」
と聞かれ、
「沖縄に長くいたから、少しは分かりますよ」
と答えると、いきなりバンッとお尻を叩かれました。
「あ痛っ」というと、
「そういう時は、あがって言うんだよ」
とみなさん腹を抱えて笑いました。
叩かれて「あがっ」というのは沖縄も同じですから知ってはいましたが、
なんか子供のやりとりみたいでおかしくなって、私も笑ってしまいました。
楽しいひとたちだなって思いましたね。
都会ではない、この自然あふれる島に育ち、
決して少なくはない苦労にも耐えて、今、この年齢に達して来た人たち。
特に女性は子育てしながら畑に出たり、大変だなあと思いますが、
底抜けに明るい、とっても楽しい人たちがたくさん、元気でいらっしゃること
は、素晴らしいことだと・・・・。
お尻をさすりながらつくづく思いました。
2014年05月01日
国頭9組の会合
日曜日、私の所属する国頭9組の会合がありました。
ありがたく参加させて頂き、暖かいお言葉も頂戴しました。
「日曜日にあんたのお家、そうじしとこうか? あんたはおらんでいいから」
まったく掃除をさぼってしまっていて、お家の周囲は草ぼうぼうなんです。
昨年はある方にきれいに伐採してもらって助かっていたのですが、
今年はもう、生えるがままにしてしまっています。
除草剤すら撒くこともなく・・・・。
ここは都会と違って緑が多く、それも年中枯れないわけですから、
やはり住んでいる者の責任できれいにしておかないと、周囲に迷惑が
かかることにもなってしまいます。
9組のみなさんのお手をわずらわせることなきよう自分で、と思っても、
情けないですが、さあ、どこまで出来るやら・・・・。
2014年04月17日
家族の絆
道徳観みたいなものが誰にもありますよね。
最近は学校でどのくらい教えているかは知りませんが、例えば、
親と子の関係、子から親への思い、親を敬うとか・・・・。
島の人々は、特に農業に従事されている家族の方々は、
島外との交流もほとんどなかったでしょうし、周囲は同じような家族ばかり?
外見を気にかけるということではなく、相当強い道徳観を、
代々受け継いで来ているのではないでしょうか?
ある患者さんが、例のFさんの後ですが、最近亡くなられました。
家族の方々は危篤状態になる以前から何度もお見舞いに来ていました。
でも・・・・。
延命措置は一切しないでほしいと。
自然に逝かせてやりたいと。
延命措置は痛みを伴うものがあるから、それがしのびないと思われるのでしょうね。
やむを得ないと思います。
それがかえって親への思いからくるものなんでしょうね。
送り出す時の家族の方々の思いにも、人間としての尊いものがあると思いました。
2014年03月23日
ジョギング大会
今年も恒例のジョギング大会が開かれました。
島外からも多くの人々が来て走りました。
私は終日仕事だったので、TVでしか見れませんでしたが、
楽しそうな参加者の様子を羨ましく思っていました。
人の幸せを羨むことが一番良くないと言われますが、
でもほんとうに、「いいなぁ」ってつくづく思ってしまいました。
来年、走る?
それだけは無理でしょうね。
でも今年は夏場に備えて運動出来る体に戻しておかねばなりません。
その余勢を来年の3月まで維持できればね・・・・。
走る人も、見守る人も、とってもいい一日だったようです。
夕方帰ってくると、お家の近くで出会う人が皆、
「あんた、走ったかね?」って。
私の体が今は走れないっていうことを知らないな・・・・。
などと思いながら、うなだれて玄関に入りました。
うううっく・・・・。
2014年02月25日
またまた助けていただきました
今住んでいるお家なんですが、もちろん借家です。
相当古いお家で、約3年間住んでいます。
昨秋にやっと雨漏りを解消出来ましたが、不具合はまだまだあります。
隙間風はもう慣れたので、冬でも気になりませんが、
薄いベニヤ板一枚で外と接している『壁』が数箇所ありまして・・・・。
もちろんベニヤも腐ってしまっていて、指で押すだけでポロポロと穴が出来ます。
なんとか補修しようと試みましたが、大工仕事は今一不得意なもので、
失敗したり、余計悪くなったりと、まあ、悪戦苦闘しておりました。
業者さんに頼むのもお金がかかるので、何度もチャレンジしたのですが・・・・。
たまたま近くを通りかかったという方が、
「ここの家主はよく知っているから」と、助けて下さいました。
きれいになった壁だけ、新築みたいになりました。
「ボロ家だけど、倉庫や床下に使える材料がいっぱいあるよ」と。
まだ残る不具合箇所も、それぞれ対処法を教えて頂きました。
「トントン音がしたから何かなって思って・・・・。素人の大工仕事だなって
すぐに分かったからね」
ありがとうございました。
大変助かりました。
あとは何とか自分でやります。
本当にありがとうございました。
2014年02月23日
じゃがいもの加工

じゃがいもを作っている方と、居酒屋でお話する機会がありまして、
今年もJAの買い取り価格は低いって、嘆いておられました。
とてもじゃないが、採算が取れないって、大変なことですね。
島で加工が出来ないものか?
ポテトチップスなんか、いいんじゃないかと思いますけどね。
工場用地なんていっぱいあるでしょう。
働き手も事欠かないはず。
問題は、いかにして付加価値を付けられるか?
売れるものを作れるか、そういうところじゃないでしょうか。
物流の問題もあります。
鹿児島・沖縄間の海上運賃って、日本一高いんですってね。
観光客が来ない島ですから、情報発信も工夫なしでは出来ません。
農産物も作って出荷だけでは、収入にも、継続にも限度があるでしょう。
でも島の人々みんなで知恵を出し合えば、必ず解決出来ると思います。
何かそういう運動につながる気運を作って行きたいものですね。
2013年12月02日
島人の暖かい心

野菜が高値ですねぇ。
一人暮らしの身にもズシズシとこたえます。
寒くなって来て白菜や大根などで熱い食事を摂りたいのですが・・・・。
「あんた、あ勤めってもそう給料高くないでしょ」
なんて、笑いながらいつものおじさん。
「熱い煮物にしてな、温まれよ」
そう言って、本当に白菜と大根をくれました。
時々お酒ぶら下げておじゃまするんですが、
「また飲みにおいで」
って。
師走に入り寒くなりましたが、
島人の心が暖かい、沖永良部島です。
2013年09月30日
町民体育大会

スポーツの秋に行なわれる町民体育大会。
昨年は台風被害が甚大だったため中止されました。
今年は2年分のエネルギーを込めて開催されます。
各字ではもうすでに『練習』が始まっていて、選手の皆さんは張り切って
いるようです。2年分のエネルギーですからね。
字の放送でも、毎日のように練習、練習と呼びかけています。
都会ではまったくと言っていいほど見かけられなくなったこんな風景。
島ならではのいい伝統だと思いますね。
私なんかはもう運動不足の極みみたいなもので、
100メートル走るのにも、途中で水を飲まないと・・・・。
そんなていたらくですから、夏バテにも克てないわけです。
町体は13日ですから、今年は間に合いませんが、
この秋、是非とも体のリメイクを断行して、来年は何か少しでも
絡んでいけたらな、などと思っているところです。
2013年07月19日
一人暮らしのお年寄り

私も一人暮らしですが・・・・。
島内にはお年寄りの一人暮らしが相当多いようです。
家族、若い人たちが皆内地に行っていて、老夫婦が畑しながら暮らしていたら、
どちらかが亡くなって一人になっちゃった、ってパターンですかね。
年をとっても若い人たちの世話にはなりたくないよ。
まだまだ体も動くし、畑もやっていかんとダメだから・・・・。
心配せんでいいよ、あんたたちはそっちで好きにやっていけばいいさ。
そういう一人暮らしのお年寄りが、急に病気になったりしたらどうなりますか?
民生委員の方々やケアマネさんたちが、定期的に訪問して様子を確かめて
いるそうですけど、これも限界があるでしょうしね。
お年寄りはお年寄りで、死んだじいちゃんとの思い出いっぱいのお家からは
出られない。お金払って施設に入れなんて、とんでもないよ。
そういう方が大半のようです。
よく分かりますね、その気持ち。
何が一番大事かって言うと、まずはそういうお年寄りの思いを分かってあげる
ことでしょうね。その上で一人一人のお年寄りにどう対処してあげるのがベスト
かを考えるべきでしょう。
でもそこで現実と理想のギャップにブチ当たってしまうわけで、
既成の枠にとらわれない柔軟な考え方が出来るかどうか、行政の対応が全く
なっていない現状では、どれだけ思考の幅を拡げられるかどうかがポイントに
なってくると思うのですが・・・・。